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| ■2003/10/09 (木) スプリンターズSの思い出(平成8年) |
あの当時はエイシンワシントンが好きだった。
1200なら一番強いと思ってた。
しかし、度重なる骨折でGIタイトルだけは縁がなかった。
その年のマイルCSに出走。
不得意の1600とはいえ、いつも上位人気だった馬にとって
屈辱の15番人気。それでも彼は3着に入線。
続くCBC賞では、
スプリントGIとなった高松宮杯(現・高松宮記念)勝ち馬フラワーパークを破った。
そして生涯最高の出来で、スプリンターズSに出走する。
1番人気はスプリント女王フラワーパーク。
エイシンワシントンは3番人気。
「絶対にエイシンが勝つ」
妙な自信があった。
エイシンワシントンのスタートは最高だった。
たぶん生涯最高のスタートだったろう。一気に先頭に立つ。
フラワーパークはそれをマークするように2番手。
中山の1200と言えば、直線に急坂があるために
追い込み馬に有利とされている。
しかし、この年だけはそんなものは関係なかった。
中山の急坂でもスピードの落ちないエイシンワシントン。
猛追するフラワーパーク。
他馬は、はるか後方。完全な二頭の一騎打ちだ。
2頭が並んだ瞬間、そこがゴールだった。
「絶対に勝った」と思った。
写真判定・・・なかなか結果が出ない。
あまりにも長い写真判定。
そして着順掲示板の1着に表示されたのは
1番
フラワーパークだった。
悔しかった。
馬券が外れたとかの悔しさとは
あきらかに違う悔しさだった。
翌日の新聞でわかったことだが、
この2頭の差はわずか1センチだった。
1.2キロ走って、1センチの差・・・
勝負の世界とはなんと無常なのか・・・
これがエイシンワシントンにとって
もっともGIタイトルに近づいた瞬間だった。
(馬語録より再録)
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2003/10/09 |
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