■2003/05/12 (月) 「10年目の・・・」−マックスジョリー
平成5年オークス。
私は‘牝馬二冠馬マックスビューティの仔’マックスジョリーを本命にした。
マックスジョリーからの流し馬券を持っての観戦だ。
1番人気はベガ。
ベガの強さは強烈なものがあった。
オークスを回避してダービーに出走するかも・・と言われるほどだった。
しかし、私はマックスジョリーに賭けた。二冠馬の仔に賭けたのだ。
だが結果は、1着ベガ、2着ユキノビジン、マックスジョリーは3着。
桜花賞とまったく同じ着順だった。

マックスジョリーが引退してからは、その仔の誕生を心待ちにしていた。
しかし、平成9年のある日、
競馬新聞の片隅に小さく書かれた記事によって、その夢は幻に消えた。
「マックスジョリー急死」

それから数年が経ち、ある競馬本を読んでいたときに
意外な事実を知ることになる。
マックスジョリーは死の直前に一頭の牝馬を生んでいたと・・・
死と引き換えに生を受けた一頭の牝馬。
彼女はどこにいるのか?

競馬新聞を見ながら、いつも無意識にマックスジョリーの仔を探していた。
マックスジョリーがこの世に残した、たった一頭の仔を・・・
でも、見つけることはできなかった。

マックスジョリーの仔の情報を掴んだのはつい最近のことだ。
名はビューティソング。
競馬には使われることなく繁殖入りし、
平成13年にサンデーサイレンスの仔(牝馬)を産んだそうだ。
その仔は今年2歳。順調なら今年の夏以降にデビューするだろう。

マックスビューティにとっては唯一の牝馬の仔だったというマックスジョリー。
そしてマックスジョリーが唯一残した仔ビューティソング。
血統のロマンはこうして続く。

マックスジョリーにとって最後のレースとなったオークスから10年。
彼女の血を受け継ぐ仔が、再び競馬場へ帰ってくる。

(馬語録より再録)

 

2003/05/12

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